
2023年2月13日から2月16日まで、青森県より八戸理容美容専門学校の川村先生がポリカ教育を学びにはるばる福岡県行橋市まで来ました。
川村先生は専門学校に入学した生徒たちにしっかりとした技術の基礎を身につけて、就職先のサロンへ送り出したいという熱い想いを持っておられる優しい先生です。
美容業界では基礎教育が統一されていないことに疑問を感じ、この問題を解決できる方法はないかと考えていたところ、ポリカの教材にたどり着いたということです。
きっかけをお尋ねしたところ、10年以上前からポリカ教育を導入してくださっているある団体の皆様が新人研修でポリカを使ってくださっている記事をネクストリーダーに掲載された際の冊子を偶然見られたそうです。

今回は4日間の集中講習ということで朝は9時から、18時までのハードなスケジュールでした。講習の中、川村先生は「目から鱗なことばかりです。私のもっと若い時に久保先生にお会いしたかった。」とおっしゃっていました。ポリカ教育システムは身体に負担が少なく、効率的に作業ができるように、とてもシンプルな動きをします。これは東京大学や筑波大学でも科学的に認められているものです。
美容師さんの中にも肘が開きすぎたり、身体を捻りすぎたり、無理な体勢でカットをしている方が大変多くいると同時にパネルをねじって切っています。手先ばかりに意識がいきがちなのですが、実はカット技術は身体の使い方や立ち位置がとても大切なんです。パネルの髪がまっすぐに切れているのが重要です。一つのヘアスタイルを課題にして、コピーする練習ではいくら練習しても上達はしません。なかなかそのことに気づけない方が多くいらっしゃるのが美容業界の現状です。
講習最終日、川村先生は代表の久保が理事長を務めている小学生から通える美容塾、NPO法人ジュニアヘアドレッサーズスクール行橋本校で子供たちのカットする様子を見学されました。子供たちの技術レベルの高さ。若いスタイリスト、アシスタントが美容技術を子供たちに教えている環境とポリカで基礎技術を学んだアシスタントが国家試験後すぐにスタイリストデビューができるという仕組みに大変驚かれていました。最後はスクールの生徒たちも一緒に記念撮影をさせていただきました。

講習を終わられた川村先生はポリカで学んだことをどうカリキュラムに落とし込んでいくか、帰ってからが大変ですとおっしゃっておりましたが、生徒たちのために成し遂げるぞという想いが溢れている様子でした。
ポリカ開発者の久保が10年以上発信し続けてきた、ポリカ教育システム。
しっかりとした基礎教育を生徒たちに教えたい。そんな声をあげて、教員個人がはるばる福岡県行橋市まで来てくださった。そういったことは今回が初めてのことです。
ポリカを通じて福岡と青森にある美容教育への二つの熱い想いがつながりました。