すべての物事やスポーツにおいて成長するには「基礎」が最も大切ですが、現在私たちを取り巻く環境はどうでしょうか?
- 食べもの→偽装表示、インスタント食品、冷凍食品、デリバリーなどすぐに儲かるものやすぐに食べられるものに。
- テレビ→自分で山に登らなくても、頂上の風景はわかる。
インターネット→自分で動いて探さなくても、情報が瞬時に目の前に表示される。 - スポーツ→ゲーム機があれば、指の感覚だけで運動した気分に。
社会のいろんな場所でバーチャル化が進行しているよね。そのことによって本当に大切なことを忘れやすい世の中になっているわ。
上記のことからも私たち美容師も、体を使って覚えることが少なくなっています。頭の中では「基礎」の大切さをしっかり理解しているにもかかわらず、行動する時には基礎づくり空ではなく、形づくり(スタイル)に思いが強く傾いているようです。基礎力さえしっかり身につけば、応用力は簡単に発揮できます。
美容師の基礎力
頭皮から毛束を重心の位置に引き出し、ポジション(上下・左右・前後・斜め左右)に体を動かします。そしてその位置に移動し、パネルをねじらず角度やスライスの違い、足・腰の移動ができます。
美容師の問題点
現在はヘア雑誌が氾濫しているため、非常に多くのヘアスタイルがあると錯覚してしまいがちです。1つでも多くのヘアスタイルを覚えようと、急いで形を追いかけていると基礎が身につきません。
ヘアスタイルを構成する技術
カット
ヘアスタイルの土台づくりをする基本のテクニックです。
パーマ
カットだけでは毛の動きも弱く、毛の流れも硬いので、ヘアスタイルの表情を出すのに重要になってくるテクニックです。
カラー
色彩を加えることでも顔の表情、印象を変えることができます。
表情を明るくしたい人→彩度トーンを上げ、色相を暖色系に。
白髪のある人 →白髪を染めることで若い印象に。
表情を明るくしたい人→彩度トーンを上げ、色相を暖色系に。
白髪のある人 →白髪を染めることで若い印象に。
基本は全部簡単なことなんだけど、お客様の一人ひとりのニーズはもちろん違うわよね。それらに応えるためには、繰り返し練習して経験を積むのが大切よね。
まとめ
美容師は、カット・カラー・パーマ・トリートメントを使いこなしてこその職業です。基礎をしっかり身につけていれば、簡単に・早く・正確に仕事ができるようになります。
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