基本イメージ力をアップさせる

基本イメージをアップ

美容教育に悩む方は多くいらっしゃいます。私たちはこれまでPORICAを使用して美容師の短期育成、早期育成を実現化してきましたが、その始まりは美容技術の教育が統一化されていないこと、基礎がないことに疑問を覚えたことからです。こんなに多くの美容師がいて、こんなに多くのサロンがあるのに、美容技術の基礎がないなんて、みなさんもおかしいと思いませんか?野球やサッカーなどスポーツだとどうですか?基礎は必ずあります。ここでは、スポーツ選手の育成と美容師の育成を比較してみることで、基本イメージ力をアップさせ、技術の正確性や美容師としてのより良い考え方を身につけましょう!

スポーツ選手の育成を例にすると

1.野球の場合はどうでしょうか。

① 野球のピッチャーでは、初めにストライクゾーンにストレート(真っすぐ)を投げられることを練習します。ストレートでストライクゾーンにボールが入らないピッチャーは、フォアボールを出し試合になりません。だからピッチャーは、自分が狙うストライクゾーンの一にストレートを投げられる様に練習を積み重ねます。足の位置、腰の回転、腕の振り、手首の使い方、指の使い方などを注意深く考えながら練習します。

② 次にストレートで狙った所に投げられる様になったら、相手(バッター)から三振をとる(打ち取る)ためにカーブ、ショート、ホークさらにツーシームなどの球種を覚え、相手バッターに合わせて球種を組み合わせて、三振をとる(打ち取る)ことを考えます。

③ ピッチャーは学校内でピッチャーになる事だけを目的にしているのか。または地区大会で優勝するため、それとも県大会で優勝し甲子園まで目指しているのか。
自分の目標とした場所によってそのピッチャーの練習方法や、練習に取り組む心構えは変わります。強い学校や強い選手を常にイメージし、その学校や選手をイメージしながら日々練習した結果が全てを物語ります。

2.ゴルフではどうでしょうか

① 初めはボールに正確に当てることを練習します。ボールに正確に当たらないとボールは前へ進みません。ボールに正確に当たる様になったら、ストレート(真っすぐ)に飛ばすことを練習します。
ストレート(真っすぐ)に飛距離を伸ばすために、ボールと足の位置、ボールと体の距離、クラブの握り方、腰の回転、肘の使い方などを考えながら練習します。

② コースに出た際は、特にストレート(真っすぐ)にボールが飛ぶことがとても重要です。ボールが曲がったら林の中、バンカー、池の中などコース内には色々な仕掛けがあります。ストレート(真っすぐ)に飛べばOBなどでボールをなくしたり、スコアが大きくくずれることは少ないのです。
しかしコースによっては高い球、低い球、右や左に曲げる必要もあります。それはコースを攻略し、いかに少ない打数でそのコースを攻略し、いかに少ない打数でそのコースを終了するかがゲームだからです。
話は違いますが、私はゴルフが下手です。それは目標が低いので練習もあまりしません。スコアは100を切れません!
ゴルフをする人にとって、いかに低い点数で上がれるかがとても重要です。18ホールがワンゲームですが、シングルプレーヤーになると優越感が生まれるし、他の子達はこのシングルプレーヤーを尊敬します。それはお金と時間をゴルフという遊びに費やし、非常に多くの練習を積み重ねた結果だからです。

美容師に2つの例を置き換えてみます〜

1,ストレート(真っすぐ)
髪を地肌から垂直に引き出す。そのためには足の方向、体と毛束との距離、腰の動き、肘の使い方、手首、指先の使い方などを考え、正確にできるようになることです。

2,球筋を曲げる
ヘアスタイルでは相手(お客様)の髪質、毛の流れ、相手が望まれるイメージに答える為にカットでは引き出す角度を変えたり、オーバーダイレクション、スライドカット、ポイントカット、セニング、レザーを使います。パーマでは正確に曲げ、ストレートにし、髪を傷めないように

3,球の速さ・飛距離
美容師である以上、相手(お客様)を若くファッショナブルに綺麗にすることは当然ことですこの行為をいかに正確に一分一秒でも早く仕上げることができるかが美容師の差ではないでしょうか!

4,目標、目的
スタイリストに昇格したからといって相手(お客様)が認めてくれてるわけではありません。自分が全国の美容師の一人として、自分が月間何人の指名客に来店してもらい、どのくらいの売り上げを上げて、どのくらいの給料を得て、どのくらい休みたいのか、その目標を明確にし目的をかがけ、日々その目標、目的を持って行動することが美容師としても、とても大切なことと信じます。

5,美容師の社会性のなさの原因
相手(お客様)から喜んでいただけるとても素晴らしい職業だと信じていますが、美容師の多くは作業時間に対する認識が、非常に薄いように思います。速さはもっとも評価されることだと考えます。
例、ピッチャーの球、ゴルファーの飛距離、飛行機、新幹線、車のスピード等々、速さは害ではないのです。正確に速く快適には、一般社会では当たり前であって速ければ速いほど高い料金をいただいているのではないのでしょうか。

今からの美容師は正確に・速く・快適にをスローガンに掲げたらいかがでしょうか!

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