りーちゃん、落ち着いて!脅かしてなんかいませんよ。いつまでも美しいヘアを保って欲しいからこそ、この記事を読んで欲しいのです。
じゃあまずはとってもデリケートな髪のお話から。
髪にかかる負担
毛髪は死んだ細胞からできているので、皮膚のような自然な治癒力がありません。ですので、一度傷んでしまった髪の毛は、決して、元に戻ったりしません。
そうなんです。だからこそりーちゃんにはしっかりとヘアケアをしてもらいたいのです。さっき言ったように、枝毛や切れ毛はその部分を切ることで対処できます。パサつきやざらつきのある髪の毛は、保護効果のあるスタイリング剤やトリートメントで対応可能。パサつきを防ぐためには、以下のような洗い方が効果的ですよ。
- シャンプーをするときは、髪じゃなくて地肌を洗う感覚で!
- コンディショナーは、中間から毛先につけましょう。
- お湯は38度〜40度を目安に。優しくすすぎましょう。
ドライヤーの当て方ひとつ、アイロンひとつでも全く効果が変わってきます。
- ドライヤーの温風は上から下に。
- 頭皮から根本の流れを意識して温風を当てましょう。
- ある程度乾いたら冷風に切り替えを。
髪の毛がパサつくのは、キューティクルの開きっぱなしが原因です。さらにお風呂上がりはキューティクルが上から下に向かって開いているので、それを閉じることを意識しながらドライヤーを当てましょう。そして冷風に切り替えて、しっかり閉じる。これで完璧です。また、アイロンは必ず、髪の毛が乾いている状態で行ってくださいね。
その気にする心が大切なのです。だからりーちゃんは大丈夫。さあ、気を取り直して次にいきましょう!
髪の毛に大切に美容成分
先ほど、ダメージを受けた髪の毛は戻らないと言いましたが、これは栄養不足が原因だったりするのです。頭皮に行き渡らせるための栄養が不足していると、髪の毛自体が細くなったり、抜け落ちたりしてしまいます。裏を返せば、これから生えてくる髪の毛にはまだまだ伸び代があるということ!サラサラヘアの元になる栄養成分をしっかりとって、強い髪の毛を作りましょう。
りーちゃん、大正解!髪の毛は爪と同様でタンパク質を主な成分としています。ですから、お魚やお肉をしっかり食べることが大切。他にも、髪の毛の発育をよくしたいならヨードという成分、つまりわかめなどの海藻を食べること。ツヤを出したいならコラーゲンをたくさんとりましょう。
栄養バランスも気にしてくださいよ。体が弱ってしまっては元も子もないですから。さあ、最後はみんなが気になる白髪の話です。
黒髪と白髪のちがい
髪の内部には必ず、色素が入る「ホール」と呼ばれる部分があります。ストローのようなものですね。本来、毛根で生まれた瞬間の髪色は半透明、あるいは透明なんです。色素細胞(メラノサイトと言います)で作られたメラニン色素が、そのストロー部分に入ることで黒髪になります。例えるなら半透明の白いストローで、コーヒーを飲むと、ストローは黒っぽくなりますよね。これが黒髪の状態です。飲まないときはそのまま半透明ですから、これが白髪の状態というわけです。
その通り。メラニン色素がなくなる要因は、加齢やミネラル不足、生活習慣、ストレスなどさまざまなものがあります。しかしこれら全てを克服したからといって、黒髪に戻るという事実は現在ありません。現在研究中ですが、りーちゃんが大きくなった時には、もしかしたら白髪がない世界になっているかもしれないですね。
さあ、今日のまとめです。