美容業界が抱える問題点とポリカについて

美容師になるためにはどうすればいいでしょうか。みなさん、美容専門学校に行って、美容師国家試験を受験する!!そうイメージしませんか?

そうです。美容専門学校では美容師を目指す学生たちに多くの知識や技術を伝えています。しかし、現実として美容専門学校にもいくつかの問題があります。ここでは、美容専門学校が抱える問題点とその解決方法について考えてみましょう。

問題点

  1. 教育内容の偏り:美容専門学校は、基本的な理論や技術を学ぶことができますが、業界で求められる実践的なスキルや経験を得られる場が少ないという問題があります。現状の美容専門学校では、国家試験に合格するための勉強がメインとなっているので、これは仕方ない部分でもあります。
  2. 就職支援の不十分:美容専門学校は、就職支援の一環として美容業界の求人情報を提供することが多いですが、それだけでは十分ではなく、業界の動向やトレンド、キャリアアップのための情報提供やサポートも必要とされています。
  3. 高額な学費:美容専門学校の学費は比較的高額であり、入学前に十分な情報収集や検討が必要です。また、一部の学校では入学金や授業料以外に、別途費用が必要な場合もあります。
  4. 少子化による人材不足:日本の少子化により、美容業界も人材不足に直面しています。一方で、美容専門学校の入学者数も減少傾向にあり、業界と学校との連携や若年層への情報発信が求められています。

これらの問題点に対し、業界や学校が協力して解決策を模索し、改善に取り組むことが必要です。

そんな中でも美容専門学校の先生方は、生徒たちの将来を真剣に考え、教育を施したいと思っているのではないでしょうか。

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ただ、これまでの美容業界では、美容技術の基礎は統一されていませんでした。その重要な部分が全て感性、感覚で伝えられてきてしまったため、教える人によって言っていることが違うということが起きてしまっているのです。基礎部分がしっかりあってこそ感性、感覚が活躍するのです。

私たちはポリカ教育システムを多くの人に使ってもらうために、日々情報発信を行っています。そんな中、ポリカに興味を持ってくださる方からご連絡をいただくこともありますが、よくお聞きするのが、「ポリカを使ったら切れるようになるんですか?」「短期とありますが、どれくらいあれば、できるようになりますか?」といった内容が多いです。

1週間で7キロ痩せます!とても魅力的な言葉ですが、そんなの無理がありますよね。美容の技術だって同じです。短期育成、早期育成といっても1週間で、1ヶ月でカット技術が身に付きます!・・・・・・・・・・そんなことはありえません。ポリカ教育システムは美容教育の基礎にあたる、身体の使い方、適切な距離、パネルをまっすぐ捻らず引き出す、そういったシンプルな教えがあるだけです。それらを理解した上で、日々続けること。それが短期育成の近道になります。日々の練習なくして、成果はありません。

髪を切るだけならハサミがあれば誰でもできるのですから、感性・感覚ではなく、まずパネルをどのように引き出すが、どの角度で切るか、理解して身体を動かすことを続けることで、身体に負担の少なく、効率の良いカット技法を習得できるんです。

これらを理解してもらえずに、すぐに切れますか?と言われても残念ながらポリカトレーニングウィッグはただの使えない道具にしかならないのです。

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ポリカトレーニングウィッグセット

国家試験をせっかく取得したのに、実際に働くサロンできちんとした教育に恵まれない子たちはたくさんいます。教えてもらってもわからない、聞きにくい、怒られる、どうしていいかわからない、仕事もきつい。こういった感情を持って辞めていくアシスタントは多いですし、美容師の離職率は非常に高いです。せっかく美容師という素晴らしい職業に憧れと夢を持ってくれたのに、こんなもったいないことはありません。美容師になりたいという夢を持った若者たちのためにも、美容業界の人々に気づきを与えていければいいなと思う今日この頃です。

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