美容業界の教育の現状は・・・
ほぼ100%の美容師が、技術を習得するには美容室の先輩から教わるしか方法がないのが現状です。
その先輩ですら先輩方からの伝承であり、今までは科学的検証をしたという内容は皆無でした。
よって自身の感性感覚での指導、さらには、ヴィダルサッスーン、トニー&ガイ、サンリッツなどイギリスの美容師の講習会参加や留学によって得た知識をそのまま教えてきました。
日本人の文化意識、自己実現の欲求が高まるにつれ、自身の生活や自身のファッション感を満たすヘアスタイルを求めるよう時代が進化していくにつれて、
コピーに頼ってきた美容界では消費者の満足を提供できない時代になりました。
現在まで美容技術を習得するには我慢強さや忍耐が求められ、今の時代にはそぐわないことばかりです。
しかし、過去自分達が通ってきた道なので、業界で活躍している現役世代は気付きにくいのです。
一般の人は、美容学校という専門学校があり、そこでしっかり基礎を習得するという認識でしょうが、実際は違います。
学校の目的は公衆衛生と国家試験の合格率であって、美容技術の原理原則を習得させる場所ではないのです。
日本社会の構造そのもので入れて押し出すところてん方式で、美容師免許を持つと同時に押し出されます。よって技術の基礎は美容室に入社してから習得する必要があります。
美容師免許を持ちながら、21歳で技術を一から学び直すのは非常に苦しいことだと考えます。
しかし、これが今の美容業界の現実なのです。
美容師になるために本当に必要なものとは
美容師とは髪を通して人をきれいにして、その人の笑顔を引き出せる素晴らしい職業です。
私はそのことを次世代の子供達にもっと伝えたいのです。
そのためには、必要な技術を子供達に過度な負担を掛けず、しかも早期に習得させることが必要だと考えました。そして、「PORICA(ポリカ)」という教材が生まれたのです。
さらに、東京大学、筑波大学で得た科学的な論拠のある教育システムも完成させることができました。
それを通して多数の小中高生が学べる塾「NPO法人ジュニアヘアドレッサーズスクール」を設立しました。
塾の子供達の活躍を「ジュニアヘアドレッサーズスクール」で配信していますので、是非ご覧ください。